あいのかたち

May 30,2021

  5月18日、集英社オレンジ文庫から、『あいのかたち マグナ・キヴィタス』が発売されました。辻村七子初のSF短編集です。アンドロイドやサイボーグたちがふつうに存在する未来の世界を舞台に、主にアンドロイドの修理を請け負う人たちの姿を描いています。 雄大な挿画は、くろのくろ先生です。   辻村の今年になって初めての本、ぴっかぴかの新刊です。 とはいうもののこの『マグナ・キヴィタス』というサブタイトルにあるように、この本の舞台になっているキヴィタスという海上都市は、2017年の作品『マグナ・キヴィタス 人形博士と機械少年』と同じ場所です。 あの時の主人公、エルことエルガー博士と、ちょっとなまいきな少年アンドロイド・ワンの姿を、久しぶりに書かせていただくことができました。 とても嬉しかったです。   『マグナ・キヴィタス』はシリーズというよりも、世界観を同じくした場

マグナ・キヴィタス

February 19,2018

2018年2月20日に、『マグナ・キヴィタス 人形博士と機械少年』が、集英社オレンジ文庫から発売されます。  未来の海上都市キヴィタスを舞台にした、SF(すこし・ふしぎ)なお話です。 素敵なカバーイラストを描いてくださったのはserori先生です。 金髪碧眼に白い服のひと、謎めいた横顔を見せるひと、そして手前にいる機械仕掛けの動物!  素敵な表紙を見るたび、わくわくしてしまいます。 serori先生、本当にありがとうございます……! 前作『宝石商リチャード氏の謎鑑定』よりも、デビュー作の『螺旋時空のラビリンス』に近い、ちょっとだけハードな雰囲気のお話かもしれませんが、同じように楽しんでいただけたら嬉しいです。 またここに出てくるアンドロイドの設定は、2008年ごろ、私が個人webサイトで小説を書いていたころのお話に、設定の部分で似ている部分がちょこちょこ出てくるのですが、十年前の私の書いて

マグナ・キヴィタスSS

February 19,2018

 2018年2月20日に『マグナ・キヴィタス 人形博士と機械少年』(集英社オレンジ文庫)が発売されます。  今回はタイミングがあわなかったこともあり、特典SSがないリリースになったため、何か特典があったらいいな……新しい本だから発売前に検索しても中身のことはわからないだろうし、なんとなく「こんな雰囲気ですよ」とつかめるものがあれば……  と思った結果、twitterで35ツイートほどかけて、短い小説を更新しました。せっかくなのでblogにまとめます。  本編を読む前でも、読んだ後でも、読もうかどうか迷っている時でも、特にこれというネタバレはありません。  ご笑納ください。 ——- Prelude for Civitas  ようこそキヴィタスへ!  僕の名前はハビ・アンブロシア・ハーミーズ。ハビでいいよ。見ての通り何の変哲もないサイボーグだけど……え? 映ってない?