ご注意:このSS(短い小説)は宝石商最終巻後の時系列のお話になります。そのため最終巻のネタバレが含まれます。最終巻未読の方は、このSSを読まないでとっておくか、ネタバレを気にしないで読むか、どちらかになってしまいます……。どうぞお許しください。 ——- 「結婚して一度目の誕生日祝いが電話というのは、いかがなものかと思います」 都内のコーヒーショップ。 勉強の学生も外回りの営業もいなくなった十八時。 子どもの日用のおりがみ掲示を壁からはがし、あとは捨てるだけ、という状態にした私は、カウンターの中でふいに聞き耳を立ててしまった。手持無沙汰だったのだ。 店内の一番奥の席で、さっきまでラップトップPCをいじっていたサングラスの金髪の男性が、今は電話をしている。私は見るからにアジアアジアした外見の日本人だが、十二歳の時まではオーストラリアで暮らして
文芸春秋から発行されているエンターテイメント文芸誌 「オール讀物(よみもの)」5・6月号から 「オートクチュールD」というお話を連載させていただいています。 お洋服を作る人たちのお話です。 オール讀物といえば、父方のおじいちゃんが好きでよく買っていた雑誌……。そこに自分の小説を載せていただいている現実がまだ上手に受け止められていませんが、何にせよしめきりはやってくるので頑張って原稿を書いています。いつもおなかを減らしているけれど服飾にかける情熱は人100倍くらいある専門学校生・茜ちゃんと、彼女が出会う謎めいた服作り職人・神楽さんの物語です。Dってなんだろう……? どっちのイニシャルでもないね……? という謎、だんだん解明されてゆくと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 思えばこのお仕事をいただいたのはもう何年も前になるのですが、なかなか原稿をあげること
2026年3月に、角川文庫から「ヤースレリア大陸物語 ルマールの偽伯爵」を出版させていただきました。 挿画はkokuno先生です。オレンジ文庫では「魔法使いのお留守番」などでお馴染みですね。あまりにもかっこいい……! 異世界ファンタジーで、少年たちが権謀術数と戦います。 おしらせが遅くなってしまい、もう2026年の5月ですが、ありがたいことにいろいろな人に読んでいただけているようです。辻村七子はじめてのファンタジーということで不安もあったのですが、「ファンタジーを書きましょう!」と提案してくださった角川の編集さんにも感謝です。ファンタジー、ずっと書きたかったのです。高校生の頃の自分に「おまえ、作家になって、ファンタジーの本を出させてもらってるよ」と言ったら、飛び上がって喜ぶと思います。よかったな、高校生の自分。 博学ではあるものの謎の理由で長年監禁されていたためあぶなっかしい少年ノウ、彼に
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