辻村日記 3月19日 日記を書こうと立ち上がったら、足元に積んでいた本がドミノになって倒れて行った。上から『少女星間漂流記』(東崎惟子)、『竜の医師団』(庵野ゆき)、『梁塵秘抄』(角川ソフィア文庫)、『営繕かるかや怪異譚』(小野不由美)、『勝手に! 文庫解説』(北上次郎)、『ヒッキーヒッキーシェイク』(津原泰水)だった。全部敬称略、全部積読である。我が家の書痴グランデ・ブックタワーはまだ他にも複数あるのだが、そのうちの一つに足先でタッチしてしまったがゆえの悲劇である。もう一回積み直した。 はじめまして。あるいはこんにちは。辻村七子と申します。二〇一四年ごろから小説家をしているので、そろそろ十年やらせてもらっていることになります。主に集英社オレンジ文庫で『宝石商リチャード氏の謎鑑定』などの作品を上梓している、ライト文芸畑の作家です。好きな食べ物はゆば卵丼で、好きなコーヒーはブラックです。 自
3/27に発売された、「少女小説とSF」(星海社)に参加させていただいております。 SF世界のレジェンドのような先生方の中にまじらせていただいて、今でも「これは夢じゃないか……!?」という気持ちのままです。本当に私がここにまじっていいんですか……?! 愛らしくも力強い瞳をもつ「少女」の挿画は、orie先生のものです。 辻村七子は『或る恋人たちの話』という、18世紀くらいのフランスが舞台のスチームパンク身体改造系SFを書きました。ご縁があったらよろしくお願いいたします。 また、4/27~28の二日間、代官山蔦屋(ツタヤ)書店で開催される『SFカーニバル』に、今年も参加させていただきます。サイン会もあるので、お近くにお住まいの方は遊びに来てみてください。SF作家があちこちから集まってきて、みんなでワイワイやっている春の催し、きっと楽しいですよ!
ごぶさたしております、辻村です。 本年一発目のblogおしらせがこれで恐縮なのですが、テーブルトークRPGのシナリオを趣味で書いてみました。お好きな方はプレイしてみてください。boothという場所を借りて、無料で配布しています。 https://booth.pm/ja/items/5590542 ※TRPGシナリオの特性上、オチまで全部のことが書いてあります。もし「自分はゲームマスターはしないと思うけれど友達がしてくれそう」という方は、シナリオの通読=ネタバレにご注意ください。 今年は5月の文学フリマ(東京)にも参加する予定で、今から同人誌を二冊、モリモリ作っています。一冊は「作家になったらどうなるか」という自分の過去の体験談を、何かの役に立つかも……という形で編集部や印税の話とともにまとめたもので、もう一冊はかきおろしの短編集(舞台は全部現代日本)です。 上述
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