2018年12月18日 集英社オレンジ文庫から、『宝石商リチャード氏の謎鑑定 夏の庭と黄金(ドール)の愛』が発売されました。 すてきなカバーは、雪広うたこ先生の作品です。 夜の山を背に寝そべる二人、山の上をとぶ輝く何か、そして散らばる石の球体たちが、なんだかこの12月にぴったりな聖なる雰囲気をまとっていて「12月発売に『夏の庭』って寒々しいんじゃないかな、大丈夫かな……」という私の心配をふかふかの毛皮のコートのように包み込みついでにカイロと火鉢とあったかいお芋までつけてくださったようにパーフェクトケアしてくださいました。雪広先生、本当にほんとうにいつもありがとうございます。一緒に歩いた某所で、店外につるされた派手な上着をみかけ「あの服、ジェフに着せたいですね……(辻村)」とかトンチキなことを言っていた日がもう懐かしく思われます。ジェフ、雪広先生が「そうですね!」と言わなかったことに君は感謝
「宝石商リチャード氏の謎鑑定」が、アニメになります。 公開 2020年1月 公式サイト https://jeweler-richard.com/ 製作 「朱夏」 http://shuka.co.jp/ びっくりしましたか? 私はこのお話をいただいたとき、ものすごくびっくりしました。 確かに小説のアニメ化のお話は昨今珍しくないけれど、 そういうのは、もっと人気のあるお話にくる企画なのでは?! と 思ったのですが 考えてみれば宝石商シリーズは、この8月21日に発売の「宝石商リチャード氏の謎鑑定 邂逅の珊瑚(サーンウー)」で9巻目になります。 これだけ続けさせていただけたのも、応援してくださる方々がいらっしゃる、それも私が高校生の文芸部時代の感覚で想像するよりもたくさん、たくさんいらっしゃるからなのだと 教えていただいた気分になりました。 波乱万丈を乗り越えて、企画は進み 本日8月8日、 はれて
2018年6月21日、集英社オレンジ文庫から『宝石商リチャード氏の謎鑑定 紅宝石の女王と裏切りの海』が発売されます。 宝石商シリーズ、7冊目です。 本作から第二部の開始となります。 それほど長く続く予定はないのですが、もうしばらく、彼らのお話にお付き合いいただけたら、とても嬉しく光栄に思います。 挿画は今まで通り、雪広うたこ先生です。 雪広先生、ジャンルを問わず八面六臂の大活躍中にも関わらず、いつものように素晴らしい表紙を描いてくださってありがとうございます! 今回の表紙の美しさもまた、神々しく筆舌に尽くしがたいです。 トランプのモチーフ、見え隠れする宝石、そして同じ方向を見る二人。 眺めていると、まるで魔法の鏡を目の前にしたように、いろいろなこと(モチーフの意味や、彼らの来し方行く末など)を考えてしまいます。 画集が出たらいいのになと、一ファンとして祈っております。 さて、 6巻までお付
2018年2月20日に、『マグナ・キヴィタス 人形博士と機械少年』が、集英社オレンジ文庫から発売されます。 未来の海上都市キヴィタスを舞台にした、SF(すこし・ふしぎ)なお話です。 素敵なカバーイラストを描いてくださったのはserori先生です。 金髪碧眼に白い服のひと、謎めいた横顔を見せるひと、そして手前にいる機械仕掛けの動物! 素敵な表紙を見るたび、わくわくしてしまいます。 serori先生、本当にありがとうございます……! 前作『宝石商リチャード氏の謎鑑定』よりも、デビュー作の『螺旋時空のラビリンス』に近い、ちょっとだけハードな雰囲気のお話かもしれませんが、同じように楽しんでいただけたら嬉しいです。 またここに出てくるアンドロイドの設定は、2008年ごろ、私が個人webサイトで小説を書いていたころのお話に、設定の部分で似ている部分がちょこちょこ出てくるのですが、十年前の私の書いて
22日は大変な雪になりましたが、皆さまご無事でしょうか。 辻村のところは、雪だるまを作ろうと思っている間に、雪が解けてしまいました。 2018年1月19日に、『宝石商リチャード氏の謎鑑定 転生のタンザナイト』が発売されました。シリーズ第六弾です。オレンジ文庫の公式ページはこちらです。 http://orangebunko.shueisha.co.jp/book/4086801698 あらすじや試し読みなどがあります。楽しんでいただけますように。 今回のタンザナイトで、宝石商シリーズは『第一部』が完結となります。本当に終わってしまうわけではなくて、彼らのお話は第二部に続きます。第一部と第二部、どんな風に変わるのか、あるいは変わらないのか、楽しんでいただけるよう頑張ります。 いつも応援してくださる皆さま、本当にありがとうございます。おかげさまでもう少し、彼らとの付き合いを続けら
「お誕生日おめでとうございます!」 「あっ、すみません、確かに『お誕生日おめでとうございます』といれてくださいとオーダーしたのですが、私の誕生日ではないんです」 「そうなんですか」 「小説を書いておりまして、その登場人物の誕生日なんです」 「そうなんですか」 「彼の好物が、資生堂パーラーのいちごパフェで……」 「資生堂パーラーのパフェなんですか?」 「はあ、あの、彼のお店は銀座七丁目でして……」 「はあ」 なんやかや笑劇のようなことがありつつ、お祝いしてくださったお姉さん、本当にありがとうございました。メニューでろうそくを隠して持ってきてくださるサービスで、直前まで火がついていることが見えず、あわあわするやら嬉しいやらです。クリスマスの銀座の資生堂パーラーという固有名詞を並べるだけでとんでもない人出が想像できる中(実際にすごい人出でした)、『いつもの資生堂パーラー』を味わわせてくださったこ
2017年8月22日 集英社オレンジ文庫 辻村七子『宝石商リチャード氏の謎鑑定 祝福のペリドット』 が発売されました。シリーズ第五巻です。 長らくのご愛顧と応援、本当にありがとうございます。 雪広先生の絵が、いつにもまして麗しいです。オーバーサイズのシャツと鎖骨、そして物憂げな眼差しのトリプルコンボをきめたリチャードに悩殺されました。ネイビーのスーツ姿の正義くんの、しっかりした手も、うっかりが身上とは思えないほど頼り甲斐があってかっこいいです。 リチャードが手に持っているのは、結婚式でおなじみの、女性用の額飾り『ティアラ』ですね。特別な時のための装身具です。 いつもと少しイメージの違う二人ですが、雪広先生が本文を読んで、いろいろな謎をこめた表紙を描いてくれました。雪広先生、本当にお忙しい中、いつもすばらしい贅沢をさせてくださってありがとうございます。本編を読んでくだ
こんにちは、辻村です。 ここは主に新刊のおしらせをする場所のつもりだったのですが あまりにもblogに更新がなく、もったいなく思えてきたので 日常の雑記を少しだけつづります。 (もう少ししたら、お知らせできることもあると思うのですが!) 先日、友達のお祝いごとがあり 岩手県の盛岡市にお邪魔してきました。 初めて行く町! かわせみ色の新幹線はやぶさ! 盛岡八幡宮! あまり長くはいられなかったのですが 今度はお城を巡ったり、城下町を散策したりできたらいいなと 思いながら帰ってまいりました。 そして盛岡、東京とは500キロくらい離れているのに、 好天もあって、当たり前のように、都心と同じくらい暑かったです。 季節がどんどん梅雨から夏本番にシフトしてゆくのを 肌で感じる今日この頃です。 皆さまもご自愛ください。 辻村
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